兵庫県三田市 前橋内科循環器科医院
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今月の健康アドバイス
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ピロリ除菌は必要か
ピロリ除菌の効果とリスク

2013年にピロリ菌感染胃炎に対する除菌治療が保険適用になりました。これは、ピロリ菌の感染があると萎縮性胃炎という状態になり、胃癌になりやすくなるからです。
ピロリ菌感染に対して、抗生物質とプロトンポンプ阻害薬(PPI)を1週間内服するとピロリ菌が死滅し、これにより胃癌の発生が抑えられ胃癌による死亡率も減ることがわかっています。

しかし除菌を行っても癌全体による死亡率に差はなく、すべての原因による死亡率は、除菌治療をした方の方がやや多い傾向が見られました。統計では、ピロリ除菌をした群では、無治療の方に比べて食道癌や脳卒中が多い傾向がありました。

治療後の問題点

ピロリ除菌をすると、胃酸の産生が増え、胃酸の多い胃液が食道に逆流することで逆流性食道炎となり、胸やけをしやすくなります。逆流性食道炎の治療には、胃酸の産生を押さえるPPI(ランソプラゾール、オメプラゾール、ラベタロール、ネキシウム、タケキャブ)を処方します。しかしPPIを長期に使用すると脳卒中や肺炎が増加し、死亡率も増えることがわかっています。
このため、特に高齢者にはPPIの使用を控えめにしていただくようにしています。ピロリ除菌後に死亡率が増えるのは、PPIを使用する人が増えることも影響しているかもしれません。

ピロリ除菌をしても、萎縮性胃炎のある方は胃癌になる可能性があり、除菌後も1〜2年に1回の胃カメラによる検査が必要になります。また除菌後にできる胃癌は、より悪性度の高いものになりやすいとの報告もあります。

除菌治療をお考えの方へ

ピロリ菌がいることで、胃もたれや胸やけを起こしやすくなります。このような症状で苦しんでいる方は除菌が効果的でしょう。

しかし症状がない人は、除菌後に逆流性食道炎のために胸やけが増えたり、食道癌や脳梗塞のリスクも上がるため、1〜2年に1回の内視鏡検査のみで様子を見ても良いと思われます。

 
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