http://www.dr-maehashi.jp
今月の健康アドバイス
院長ごあいさつ
Dr.前橋の「診療日記」
今月の健康アドバイス
 
脂肪肝〜最近増えている病気
お酒を飲まない人にも増えている脂肪肝

人間ドックで超音波検査を受け、脂肪肝と言われる方が増えています。
脂肪肝は肝臓に脂肪がたまることにより起こる病気で、以前はアルコール多飲者によく見られていましたが、最近は肥満者に多くなり、「非アルコール性脂肪性肝疾患」と呼ばれています。
最近は肥満者が増え、この病気の方が増えてきました。その数は潜在性の方も含めて、日本全体で約2000万人とも言われています。

脂肪肝が悪化すると

「非アルコール性脂肪肝」は肥満を原因として発症し、メタボリックシンドロームや睡眠時無呼吸症候群を合併し、その結果として脳梗塞や心筋梗塞などの動脈硬化疾患も起こしやすくなります。

血液検査でALT(GOT)、AST(GPT)、γ-GPTなどの肝臓の酵素が上昇します。値はそれほど高くなく、50〜200IU/L程度が多いです。

脂肪肝だけではそれほど問題ではありませんが、その中の1割程度の方が肝臓の中で炎症が起き、脂肪性肝炎となります。脂肪性肝炎となると、徐々に肝臓が硬くなり、肝硬変になったり、肝臓癌が発症する危険性もあります。

非アルコール性脂肪肝の検査

「非アルコール性脂肪性肝疾患」の診断は血液検査と超音波、CT、MRIなどの画像検査によって行われます。超音波検査では、脂肪肝になると肝臓が白く映し出され、簡単に診断することができます。
下の左側が正常の人の肝臓で、右側が脂肪肝の肝臓です(矢印)。脂肪肝では、肝臓が白くなっているのがわかります。

健康な肝臓(左)と脂肪肝の肝臓(右)

肝臓の線維化が進むと血小板数が低下し、血液中の鉄分やフェリチンと言う物質が増加してきます。また、脂肪肝ではALTがASTよりも高くなりますが、線維化が進むとASTの方が高くなってきます。
最近の超音波診断装置では肝臓の線維化が調べることができ、当院の検査装置でも検査が可能です。

非アルコール性脂肪肝の治療

非アルコール性脂肪肝の治療は、何と言っても食事制限による減量と適度な運動が重要です。

薬物療法には決定的な物はありませんが、ビタミンE製剤が有効と言われています。

また脂肪肝のある人は、糖尿病や高脂血症などのメタボリックシンドロームにかかっている場合があります。その場合はこれらの治療薬が有効な場合がありますので、かかりつけ医に相談してみましょう。

 
過去の健康アドバイス一覧へ
 〒669-1541 三田市貴志字丁田79-1  TEL : 079-553-8088 FAX : 079-553-8077 E-mail : info@dr-maehashi.jp
Copyright (c) att's corporation all rights reserved. このHPの画像・文章・デザイン等の無断転載・複製を禁止します。