http://www.dr-maehashi.jp
Dr.前橋の「診療日記」
院長ごあいさつ
Dr.前橋の「診療日記」
今月の健康アドバイス
前橋院長
よくある病気 〜 甲状腺機能低下症 〜

前回、甲状腺機能亢進症のお話をしましたが、今回は甲状腺機能低下症についてお話しします。

≪ 「甲状腺機能低下症」とは ≫
甲状腺機能低下症は、読んで字のごとく、甲状腺の働きが低下する病気です。甲状腺はのど仏の下のところに蝶々のような形で張り付いている臓器ですが、甲状腺ホルモンを分泌しています。甲状腺ホルモンはからだの元気の源となるようなホルモンですが、甲状腺機能低下症ではこのホルモンの分泌が悪くなります。


≪ 「甲状腺機能低下症」の症状 ≫
甲状腺機能低下症になると、何となくからだがだるくなり、便秘になったりむくんだり、冷え症になったりします。脈拍が遅くなり、血圧は低下し、体温も低下してきます。ひどい場合には髪の毛が抜け、心臓の周りに水がたまって心不全になったりします。
また、血液検査ではコレステロールが増えてきます。従って、健康診断でコレステロールが多いと言われた場合、甲状腺機能低下症の可能性があります。当院では、健康診断などでコレステロールが高いと言われて来られた方については、この病気が疑われる場合は甲状腺ホルモンの血液検査を行います。
甲状腺機能低下症は、中年以降の女性に比較的多い病気です。「なんとなくからだがだるい」などの訴えがあり、更年期障害かなと思っていたら、実はこの病気だったりします。


≪ 「甲状腺機能低下症」の診断 ≫
甲状腺機能低下症の診断は、血液検査で簡単にできます。最も基本となる検査は甲状腺刺激ホルモン(TSH)を測る検査です。TSHは頭の中の下垂体というところで作られるホルモンで、甲状腺ホルモンを作るように命令する働きがあります。
甲状腺機能低下症になるとTSHが増加し、逆に甲状腺機能が亢進するとTSHが低下します。従って、このホルモンの量を測定することによって、簡単に甲状腺の状態をチェックすることができます。また、TSHを測ることによって治療がうまくいっているか判断することもできます。


≪ 「甲状腺機能低下症」の治療 ≫
甲状腺機能低下症の治療は、甲状腺ホルモンのお薬を飲んでもらうことです。当院ではチラージンSと言う薬を飲んでいただいていますが、安価で副作用もほとんどありません。時々先ほどお話ししたTSHを測定し、お薬の量を調節します。
ただ、甲状腺機能低下症は治ることはなく、生涯お薬を飲み続ける必要があります。あまり症状がない場合は、お薬を飲まない場合もありますが、コレステロールが高くて動脈硬化が疑われる場合は、服薬することでコレステロールを低下させることができます。


「診療日記」一覧表へ
 〒669-1541 三田市貴志字丁田79-1  TEL : 079-553-8088 FAX : 079-553-8077 E-mail : info@dr-maehashi.jp
Copyright 2005 c att's corporation all rights reserved. このHPの画像・文章・デザイン等の無断転載・複製を禁止します。