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Dr.前橋の「診療日記」
院長ごあいさつ
Dr.前橋の「診療日記」
今月の健康アドバイス
前橋院長
最近脈が速い、やせてきた
〜 甲状腺機能亢進症にご注意 〜

当院を最近受診された30歳の男性の方は、1ヶ月前から急に脈が速くなり、血圧が高くなったと言うことで来院されました。診察すると、確かに血圧は160/90と高めで、脈拍は1分間に100以上と速くなっていました。血液検査をすると甲状腺ホルモンが増加しており、「甲状腺機能亢進症」と診断されました。


≪ 「甲状腺機能亢進症」とは ≫
「甲状腺機能亢進症」は、「バセドウ病」とも呼ばれる病気です。甲状腺は首の前、のど仏の下のところに蝶ネクタイのような形でへばりついている臓器で、甲状腺ホルモンを作っています。
甲状腺ホルモンは、からだの中で蛋白質を作ったり、からだの活動性を維持したりと、様々な重要な働きをしています。このホルモンが足りないと、子供では成長が止まり、大人では元気がなくなります。逆にホルモンが出過ぎた状態が、「甲状腺機能亢進症」です。


≪ 「甲状腺機能亢進症」の症状 ≫
「甲状腺機能亢進症」になると、脈が速くなってどきどきし、汗をかきやすくなり、また下痢をしやすくなり、体重が減ってきます。さらにひどくなると手が震えたり、心不全になることもあります。
これらの症状はすべて現れるわけでなく、一部だけしか出ないのでわかりにくいこともありますが、血液検査で甲状腺ホルモンを調べることにより、簡単に診断することができます。20歳から50歳の比較的若い人がかかりやすいのが特徴です。


≪ 「甲状腺機能亢進症」の治療 ≫
「甲状腺機能亢進症」の治療は、薬物療法、放射線療法、手術療法の3つがありますが、多くの場合、甲状腺の働きを押さえる薬を毎日服用することで治療できます。
普通は「メルカゾール」というお薬を始めは1日3錠から始め、症状や検査結果を見ながら量を調整します。およそ1年以上服用すれば、薬を減らしていき、場合によっては中止することもできます。
お薬で湿疹などの副作用が出たり、効果が不十分の場合は放射線治療や手術療法を行います。当院でも1年に1〜2名の方が甲状腺機能亢進症で来られますが、ほとんど薬物療法で良くなっています。


最近急にどきどきしてきたり、血圧が上昇してきたという方は、甲状腺ホルモンの検査をされてはどうでしょうか。


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