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院長ごあいさつ
Dr.前橋の「診療日記」
今月の健康アドバイス

前橋院長
解熱鎮痛薬の使用は控えめに

寒くなってくると、風邪で来院される方が増えます。中には「早く楽になりたいので、熱を下げてください。」と言われて、熱冷ましの頓服を希望される方がおられます。
当院では、できるだけ熱冷ましの頓服はお出ししないようにしています。
熱を下げるお薬は同時に頭痛などの痛みにも効果があるため、「解熱鎮痛薬」と呼ばれて
います。
「解熱鎮痛薬」は頭痛や関節の痛みなどでお困りの方にはたいへん効果的ですが、副作用もあり、使用には注意が必要です。
「解熱鎮痛薬」の副作用は色々とありますが、代表的なものとして、皮膚アレルギー、胃潰瘍、腎臓障害、喘息発作などです。特に高齢者や小児では副作用が出やすいので注意が
必要です。



インフルエンザは高熱を来す代表的な病気ですが、子供では時に脳症を発症する
ことがあります。
インフルエンザで脳症を起こしている子供にある種の「解熱鎮痛薬」を投与すると、症状が悪化し、死亡率が高まることが知られています。このため、15歳未満の小児には「ボルタレン」、「ポンタール」、「アスピリン」などの「解熱鎮痛薬」を使用することが禁止されています。
現在小児の発熱時に使用してよいのは、当院では「アンヒバ」、「カロナール」という薬ですが、これらの薬にもアレルギーや肝障害などの副作用があります。よほど発熱でしんどくない限りは、使わない方がよいでしょう。

そもそも風邪やインフルエンザで発熱するのは、からだが体温を上げることで抵抗力を高めているのです。むりやり熱を下げることは、逆に病気からの回復を遅らせます。
また色々と症状が出ているのは、からだが休みなさいと合図をしているのです。しんどいときは無理をせずに寝るのがいちばんです。



薬局で売られている総合感冒薬と呼ばれているお薬にも解熱鎮痛薬は含まれています。従って、市販の大人用の風邪薬を子供に飲ませることは絶対にやめましょう。

当院では、副作用を避けるために風邪の患者さんにはできるだけ漢方薬を使用していますが、時には頭痛や発熱などの症状が強く、解熱鎮痛薬を使うことがあります。
これらの薬を使って熱が下がっても、病気が治ったわけではないので、決して無理をしないようにしましょう。
また、お薬の使用中に湿疹や体調不良に気がついたときは服薬をやめ、必ず当院までご連絡ください。
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