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今月の健康アドバイス
院長ごあいさつ
Dr.前橋の「診療日記」
今月の健康アドバイス
 
高血圧が疑われたら
血圧が高くなると

寒くなってくると血圧が高くなってくる方が増えてきます。また健康診断で高血圧を指摘される方もいます。

では血圧が高いとなぜいけないのでしょうか。それは高血圧が持続すると全身の動脈硬化をきたし、脳卒中や心筋梗塞が増えるためです。
以前は食塩摂取の増加による高血圧が多かったのですが、最近は肥満による高血圧が増えてきています。

高血圧の診断

高血圧と診断された場合、生活習慣の改善や降圧薬による治療により、収縮期血圧(高い方の血圧)が10mmHg低下すると脳卒中は30数%減少し、心筋梗塞などの冠動脈疾患は20数%減少することがわかっています。
血圧が高いと言われた方は、今後の血圧管理のため、定期的な検診や医療機関の受診をお勧めします。

高血圧の治療

ところで血圧が高いと言われ、薬を飲み始めた場合、一生飲み続けないといけないのかと心配される方もおられるでしょう。もちろんかなり血圧が高い場合(180/110mmHg以上)や合併症(糖尿病、慢性腎臓病、大動脈瘤など)がある場合は直ちにお薬による治療を開始する必要がありますが、そうでない場合は減塩や減量などの生活習慣の改善を行い、1〜3ヶ月経過を見ます。その結果140/90mmHg未満に下がらなければ、降圧剤による治療を始めた方がいいでしょう。
なお、降圧薬を開始してからも減量などにより血圧が低下した場合は服薬を中止することができますが、その場合は自己判断でやめずに医師に相談しましょう。

病院では140/90mmHg以上(家庭では135/85mmHg以上)を高血圧と診断し、治療によりこれ未満になることを目指しますが、これは他に合併症がない方の場合です。糖尿病、慢性腎臓病の方は130/80mmHg未満(家庭では125/80mmHg未満)が望ましいとされています。
また75歳以上の高齢者の方では、血圧の下がりすぎによりふらつきなどが起こる恐れがあり、当初は150/90mmHg未満(家庭では145/85mmHg未満)を目標としますが、可能なら140/90mmHg未満(家庭では135/85mmHg未満)をめざします。

家庭血圧測定の勧め

血圧が高いと言われた場合、ぜひ家庭血圧の測定をおすすめします。家庭血圧では135/85mmHg以上の場合に高血圧と診断されます。

病院で高血圧と言われても、家庭では正常血圧の方もおられ、この状態を「白衣高血圧」と言います。
たとえば病院では緊張して180/100mmHgとなるのに、家庭では130/80mmHgとなるような場合です。白衣高血圧の場合は、直ちに薬による治療は必要ありませんが、将来本当の高血圧になる可能性もあり、定期的に家庭血圧の測定を行いましょう。

一方、病院では低いのに、家庭での血圧が高い方がおられ、このような状態を「仮面高血圧」と呼びます。
たとえば病院では130/80mmHgなのに、朝の血圧が150/100mmHgの場合などです。この場合は動脈硬化の危険が高まるため、生活習慣の改善や薬物療法が必要になります。

このように家庭血圧の測定は高血圧の診断にとても重要です。またお薬も飲んでいる場合も、薬の効果の判定や効き過ぎ(血圧の低下)のチェックなどに最適です。

なお、初めて家庭血圧計を買われる場合は上腕式の血圧計にしましょう。家庭血圧の測り方など、詳しくは後日掲載の案内をご覧ください。

 


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