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今月の健康アドバイス
院長ごあいさつ
Dr.前橋の「診療日記」
今月の健康アドバイス
 
心房細動の治療

心房細動と診断された場合、血栓により脳梗塞の危険が高まります。
特に「心不全」「高血圧」「75歳以上」「糖尿病」「脳卒中の既往」のいずれかに当てはまる方は血栓の形成を防止するため、抗凝固薬の服用が望ましいでしょう。

抗凝固薬の種類

抗凝固薬には、昔から使われているワーファリンと最近開発された新規抗凝固薬とがあります。

ワーファリンは非常に安価な薬ですが、人によって、あるいはそのときの体の状態によって薬の効き具合が異なるため、定期的(1ヶ月から2ヶ月ごと)に医療機関を受診して血液検査を行い、薬の量をその都度決める必要があります。
また、納豆や青汁・クロレラを摂ると薬の効果がなくなるため、これらの食品を食べることができません。
風邪を引いたりして抗生物質や痛み止めを飲み続けるとワーファリンが効き過ぎたりするので、注意が必要です。

新規抗凝固薬にはプラザキサ・イグザレルト・エリキュース・リクシアナの4種類があります。これらの薬は効き目はワーファリンと同等以上で、出血などの副作用も少ないと言われています。
薬の量は体格・年齢・腎機能などにより決まり、ワーファリンのように毎回血液検査をする必要がありません。また納豆などの食事の制限もなく、他の薬の影響もあまり受けません。
こう書くと新規抗凝固薬はいいことずくめのようですが、値段が高いことが欠点です。薬価は1日あたり500円以上で、3割負担の場合、1ヶ月で約4500円かかります。一方、ワーファリンは1ヶ月で300円程度で済みます。実際の使用に当たっては、主治医とよく相談しましょう。

どの薬を服用するにしても、大切なことは毎日欠かさず服用することです。
薬を数日間中断すると血栓ができ、脳梗塞になる危険性が高まりますので、処方された場合は忘れずに毎日服用するようにしましょう。

カテーテルアブレ−ション治療について

カテーテルアブレーション治療は、心房細動を完全に直す治療法です。足の付け根の静脈から細い管(カテーテル)を入れて心臓まで到達させ、心房細動の原因となるところを焼く事により、心房細動を起こらなくさせます。
入院期間は1週間程度で、成功率は80〜90%です。心房細動になってからの期間が短いほど、成功率が高くなります。
治療が成功すれば抗凝固薬を飲まずに済む場合もあり、脳梗塞の可能性や死亡率が減少すると言われています。

このため、心房細動になってからの期間が短く、比較的若い方(75歳程度まで)はアブレ−ション治療を考慮してもよいでしょう。当院でも何人かの方がアブレ−ション治療を受けられ、心房細動が完全に治った方もおられます。

現在三田市内ではアブレ−ション治療を行う施設はなく、希望される方は阪神間の病院に紹介しています。
詳しくはかかりつけの医師または当院など、循環器専門医にご相談下さい。

 
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