http://www.dr-maehashi.jp
今月の健康アドバイス
院長ごあいさつ
Dr.前橋の「診療日記」
今月の健康アドバイス
 
痛風、高尿酸血症の治療

暑くなってくるとビールがおいしくなってきますが、ビールを飲み過ぎると血液中の尿酸が増え、痛風発作を起こすことがあります。

痛風ってどんな病気?

痛風は足の親指の付け根のあたりが腫れて赤くなり、すごく痛む病気です。人によっては足首や膝が痛む場合もありますが、一般的には症状は典型的で、医療機関を受診し、血液中の尿酸値が高いと簡単に診断がつきます。

以前から痛風は酒飲みがなるものと決まっていましたが、最近は「酒を一滴も飲みません」と言う方でもなることがあります。遺伝もありますが、多くは太っていて、いわゆるメタボリックシンドロームの方が多いようです。
痛風になる方は、多くの場合血液中の尿酸は8mg/dl以上になっています。ただし、発作中は尿酸が消費され、6mg/dl以下に低下していることもあります。健康診断で尿酸が高いと言われた方は、まず太りすぎていないかチェックし、適度の運動とカロリー制限をしてダイエットを心がけましょう。

痛風発作の治療

痛風の痛みが強い場合は、コルヒチンや非ステロイド性抗炎症を使用します。それで効果がなければ短期間ステロイド薬を使用することもありますが、人によっては痛みが治まるのに時間がかかる場合もあります。

高尿酸血症の治療

痛風発作のある方では、再発予防のために尿酸値を6mg/dl以下にする必要があります。通常は食事療法やアルコール制限だけではむずかしく、尿酸低下薬を使用します。ただし尿酸低下薬は痛風発作時に服用すると逆に痛みがひどくなることがあるため、医師と相談しながら痛みが落ち着いてから服用しましょう。

痛風発作のない方では、健康診断などで多少尿酸が高いと言われても直ちに薬を飲む必要はありません。しかし高尿酸血症が持続すると将来動脈硬化や腎臓病(腎不全)になる恐れがあります。過度の肉食や飲酒は控え、適度な運動を心がけましょう。
高尿酸血症の方は肥満気味でいわゆるメタボリックシンドロームになっている方も多いので、食事内容を見直し、減量を心がけるようにしましょう。

痛風発作のない方の場合、他に合併症がなければ9mg/dlまでは薬物治療の必要はないでしょう。しかし高血圧、腎障害、糖尿病、メタボリックシンドロームなどの合併症のある場合は尿酸値が8mg/dl以下になるように食事、運動療法を行い、それでも改善が見られなければ尿酸降下薬を飲んだ方がよいでしょう。

これまで高尿酸血症に治療薬として使われてきたアロプリノール(アノプロリン、ザイロリック)は、安価でよい薬ですが、腎症があると皮膚粘膜症候群、ショック、貧血、肝障害などを起こす恐れがあるので注意が必要です。
それに対して最近発売されたフェブリク、ウリアデックなどは比較的副作用が少なく、腎症があっても使いやすいため最近使用量が増えています。
実際の服用に当たっては、かかりつけの医師にご相談ください。

 
過去の健康アドバイス一覧へ
 〒669-1541 三田市貴志字丁田79-1  TEL : 079-553-8088 FAX : 079-553-8077 E-mail : info@dr-maehashi.jp
Copyright (c) att's corporation all rights reserved. このHPの画像・文章・デザイン等の無断転載・複製を禁止します。