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今月の健康アドバイス
のどの痛みを感じたら

かぜを引くと、鼻水や咳とともにのどが痛くなります。のどのことを医学的に「咽頭」と言い、かぜなどでのどが痛くなった状態を「咽頭炎」と言います。

咽頭炎の多くはウイルスによる、いわゆるかぜですが、時には細菌性のものもあり、まれには扁桃周囲膿瘍と言って、命にかかわる場合もあります。
今回は咽頭炎についてお話しします。

溶連菌性咽頭炎

咽頭炎患者の90%はかぜなどのウイルスによるもので、治療は痛み止めなどの対症療法しかありません。残りの10%は「溶連菌」と言う細菌による感染症です。小児では咽頭炎のうち約37%が溶連菌によるものです。

溶連菌による咽頭炎は普通のかぜとは違った特徴がありますが、それは以下の通りです。

1 38度以上の発熱
2 咳がない
3 のどの奥(扁桃腺)に白いこけのようなものがついている
4 顎の下のリンパ節が腫れて痛む

これら4項目のうち、3項目以上があてはまると溶連菌感染の可能性が高くなります。
なお子供では舌が赤くはれ、全身に湿疹が出ていわゆる「猩紅熱」になる場合があります。

溶連菌性咽頭炎の診断と治療

溶連菌感染の診断はのどからの菌の検出により行います。以前は検査室へ咽頭のぬぐい液を提出して培養検査を行い、結果が出るまで数日かかっていました。現在は診察室で15分以内に結果がわかる迅速検査が行われるようになってきました。
この検査で陽性なら溶連菌感染と診断していいでしょう。ただし子供の場合は病気でなくても菌がいる(保菌者)場合があります。発熱や熱がない場合は、溶連菌が検出されても治療の必要はありません。

溶連菌感染による咽頭炎と診断された場合、ペニシリン系の抗生物質の内服により治療します。薬を飲まなくても1週間以内で直るため、症状がそれほど強くない場合は病院へ行かずに自宅で安静にしているだけでもかまいません。

扁桃周囲膿瘍

のどの痛みがひどく、高熱が出ている場合は扁桃腺の周囲にうみがたまる「扁桃周囲膿瘍」になっている恐れがあります。中年の男性に多い病気で、ひどくなると窒息や敗血症の恐れもあります。
のどの奥の片側が腫れていたり、口が開きにくい、しゃべりにくい等の症状があれば、すぐに耳鼻科や病院を受診しましょう。

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