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今月の健康アドバイス
院長ごあいさつ
Dr.前橋の「診療日記」
今月の健康アドバイス
糖尿病で苦しまないために @
増えつづける糖尿病患者数

運動不足と食事内容の変化により、糖尿病患者数は世界的に増加しています。
日本でも同様で、厚生労働省の調査では、平成26年の糖尿病患者数は316万5000人と過去最高となりました。日本人男性の15.5%、女性の9.9%が糖尿病の疑いがあると言われています。

糖尿病になると、男性では10年、女性では15年平均寿命が縮まるとされています。
これは血糖の高い状態が細胞の老化を進め、網膜症、腎症、神経症、動脈硬化などの合併症を起こすことによるものと思われます。
糖尿病性網膜症は、成人してからの失明原因の第1位となっています。
また、糖尿病性腎症が透析治療を受ける原因の第1位となっています。

早期発見・治療のために

このように恐ろしい糖尿病ですが、適切な治療と生活習慣の改善により、健常人と変わらないような生活を送ることができます。
当院にも糖尿病で通院中の方は多数おられ、腎症を起こしている方もおられますが、腎不全が悪化して透析治療になった人は数えるほどしかいません。

では糖尿病にならないために、あるいは合併症を起こさないためにはどうすればいいでしょうか。それには早期発見、早期治療が最も重要です。そのためにもまず、特定健診を受けることが勧められます。
特定健診でメタボリックシンドロームやメタボリックシンドロームの予備軍と判定された方は、たとえ糖尿病と診断されていなくても、日頃から適度の運動と食事療法を行い、肥満の是正を行うことが糖尿病の発症予防につながります。

糖尿病の診断

特定健診の項目で、空腹時血糖値とHbA1cの値が糖尿病の状態の判定に使われます。

空腹時血糖値は、検診では100mg/dl未満が正常と判定されます。これを超えると、将来糖尿病になる恐れがあります。また126mg/dl以上では糖尿病になっていることが疑われます。

また病院やクリニックを受診した時の採血で食後の血糖値を測ることもあるかと思いますが、食後血糖値が140mg/dl以上では要注意、200mg/dl以上では糖尿病の疑いが濃厚となります。

HbA1cは、最近1〜2ヶ月の血糖値を反映する指標です。検診では5.6%未満が正常とされます。これを超えると将来糖尿病になる恐れがあり、6.2%以上では糖尿病になっている恐れがあります。

従って、検診で空腹時血糖値が100mg/dl以上、HbA1cが5.6%以上の方は将来糖尿病になる恐れがあり、生活習慣の改善と定期的な検診受診(年1回)をお勧めします。

また、空腹時血糖値126mg/dl以上、食後血糖値140mg/dl以上、HbA1c6.2%以上の方はすでに糖尿病または糖尿病予備群となっている可能性が有り、一度内科専門医の受診をお勧めします。

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