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今月の健康アドバイス
院長ごあいさつ
Dr.前橋の「診療日記」
今月の健康アドバイス
不眠でお悩みの方へ
睡眠習慣をふりかえってみる

当院には高齢の方が多く来院されていますが、高齢者では不眠で悩まれている方も多いようです。そのような方には、まずどのような睡眠習慣を取っているか尋ねるようにしています。

「何時頃布団に入りますか」とお訊きしますと、「眠れないので、9時頃に寝るようにしています」と答えられます。また、朝は「眠れないので8時頃まで布団の中にいます」と言われます。

眠れないと悩んでいる方の中には、「1日に8時間は眠らないといけない」と思い込んでいる方もおられるようですが、高齢になると睡眠時間は短くなります。人によって違いますが、一般に6時間程度で良いと言われています。朝遅くまで布団の中にいると、眠れないとは言っても体は休まっており、その日の夜はまた眠れなくなるでしょう。
睡眠時間は長くても7時間以内とし、朝は遅くとも7時までには起きるようにしましょう。それでもし昼間に眠くなるようでしたら、30分以内程度なら昼寝をすると良いでしょう。

眠れないのは体に悪い?

「眠れないと健康に良くない」と思われるかもしれませんが、眠れないのは体が睡眠をそれほど必要としないからで、あまり気にする必要はありません。
ある研究では、睡眠の長い人の方が認知症の危険性が高まるそうです。誰でも心配事などがあるったりすると眠りにくくなりますが、それは正常な体の反応です。そのような時は、「眠らないのでむしろ認知症にならずに済む」と思えばいいでしょう。

眠りにつきやすくするために

とはいえ、わざと眠りにくくなるような行動は控えましょう。たとえば夜にテレビやパソコン、スマホなどを長時間見たり、コーヒーを飲んだりすることです。
また昼間に適度な運動をしたり、寝る前に軽いストレッチを行ったりすると寝やすくなるので試してみましょう。

高齢者の方では脳梗塞予防のために寝る前に水を飲む方がおられます。しかし夜間にトイレに行くことで眠りが妨げられるようなら、水を飲むのは控えてみましょう。
昼間はそれほどでもないのに、夜間の尿の量が多いのは、腎臓や心臓が弱っている可能性があります。一度かかりつけ医に相談してみましょう。

薬との付き合いかた

漢方薬の中には神経を和らげ、安眠を助けるものがあります。副作用も少なく、不眠で困る時は試してみるのもいいでしょう。

しかし、色々と工夫してもどうしても眠れないと困っている方には睡眠薬を処方することになります。睡眠薬はベンゾジアゼピン系という種類のものがこれまでよく使われていましたが、連用すると習慣性が生じ、止めにくくなります。最近開発された薬には依存性が少ないものもありますので、試してみてもいいでしょう。

睡眠薬はできれば飲まない方がいいですが、すでに何年も常用している場合、
減量したり止めたりすると、離脱症状として不眠、動悸、ふるえなどが
生じて苦しむ場合があります。睡眠薬を飲むことで状態が
安定していれば、無理に止めない方が良いかもしれません。

薬のことでお困りのことがあれば、かかりつけ医に相談してみましょう。

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