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今月の健康アドバイス
院長ごあいさつ
Dr.前橋の「診療日記」
今月の健康アドバイス
腎臓病にならないために A
腎臓に負担をかけない生活を

前回、腎臓病になると尿毒症や透析になる危険性が増すことを説明しました。
それだけでなく、腎臓病になると動脈硬化にもなりやすくなり、心筋梗塞や脳梗塞の危険性も高まります。

しかし、医師から「あなたは腎臓病です」と言われても、日常生活を改善し、適切な治療を受けることで腎臓病の進行をかなり抑えることができます。
では腎臓病、あるいはその予備軍の方はどのようなことに注意すれば良いでしょうか。
それは「腎臓に負担のかからない生活」をすることです。

良い眠りと適度な運動

仕事で忙しい方には大変ですが、過労を避けるようにし、適度の睡眠(7時間以上)を取るようにしましょう。
適度の運動(散歩、ジョギングなど)は動脈硬化を予防し、腎臓にも良いとされています。
ただし、腎不全が進行すると激しい運動は良くない場合もあります。

喫煙は動脈硬化を進め、腎不全も悪化させるので、ぜひ禁煙しましょう。
当院では禁煙サポートも行っていますので、禁煙したい方はお気軽にご相談下さい。

食事で気をつけたいこと

適度の飲酒(日本酒1合以下)はかまいませんが、尿酸値が高い方(7mg/dl以上)の方は控えた方が良いでしょう。

水分については特に制限はありません。
むしろ夏の暑い時には脱水に注意してこまめに水分を摂りましょう。

日本人は塩分摂取量が多く、1日あたり男性は約11g、女性は約9g摂取しています。
日本腎臓学会では、腎臓病・高血圧やその予備軍の方は、食塩の摂取量を1日6g未満にすることを勧めています。
これを実施することはなかなか大変ですが、できるだけ加工食品やファーストフードをやめ、自分で調理することを心がけましょう。

カリウムは血圧を低下させる作用があります。
新鮮な果物や野菜には多くのカリウムが含まれており、積極的に摂りましょう。
ただし、腎不全が進行すると血清カリウム値が上昇してくることあります。
この場合はカリウムの摂取制限が必要になります。

腎不全が進行してくると食事のタンパク質も制限する必要があります。
しかし極端なタンパク質の制限はエネルギー不足となり、健康を損ねる恐れもあります。

いずれにしても、腎臓病では食事の管理が大変重要になります。
当院では管理栄養士による栄養指導も行っています
ので、ご希望の方はいつでもお申し出下さい。

血圧・血糖の管理

腎不全の進行予防について特に重要なのは血圧管理です。
腎臓病と言われたら、診察室での血圧をできるだけ130/80mmHg以下にするのが望ましいとされています。
塩分制限や運動療法も血圧低下に効果がありますが、それだけで不十分な場合は降圧剤による治療が必要になります。
また家庭血圧の測定も重要で、朝食前・寝る前の2回測定し、130/80mmHg以下を保つようにしましょう。

腎臓病が有り、糖尿病がある場合は血糖の適切なコントロールが重要です。
ただし、低血糖や過度の糖質制限は腎臓病悪化の原因になります。

慢性腎臓病で最も大切なことは、定期的に医療機関を受診して腎機能・血圧などのチェックを受けること、適切な運動と塩分制限を含めた規則正しい生活を送ることと言えるでしょう。

これらを守ることで多くの方は腎臓病の進行を遅らせ、いつまでも健康な生活を送ることができます。

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