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今月の健康アドバイス
院長ごあいさつ
Dr.前橋の「診療日記」
今月の健康アドバイス
家庭血圧を測りましょう
診察時の血圧と、家庭での血圧

当院では、40歳以上の方は原則的に診察時に血圧を測ることにしています。
ところが、医院や病院で血圧を測ると180/110などとびっくりするくらい高くても、自宅で家庭血圧計で測ると126/80と、全く正常になる方がおられます。
このような方は「白衣高血圧」と呼ばれ、過度の緊張が原因と考えられます。
今のところ、白衣高血圧は動脈硬化の危険因子とはならず、降圧剤による治療は必要ないと考えられています。

一方、病院では130/80程度でも、家庭(特に朝方)で測ると、150/100などと上昇している方がおられます。
このような方は「仮面高血圧」と呼ばれ、動脈硬化を起こして脳梗塞、心筋梗塞の危険性が高まり、生活習慣の改善や薬により血圧を下げる方が望ましいとされています。

このように診察室の血圧と家庭での血圧では違いがあるため、日本高血圧学会では家庭血圧計の使用を推奨しています。
健康診断などで血圧が高めと言われた方、ご両親や兄弟に高血圧、脳卒中、心臓病などのある方、50歳以上の方などは家庭血圧計を購入し、時々チェックされることをおすすめします。

家庭血圧の測りかた

家庭血圧計はどのようなものを購入すればいいでしょうか。
日本高血圧学会では、上腕に巻くタイプの血圧計を推奨しています。
購入の際には必ず腕帯(カフ)を腕に巻き、サイズがあっているか確認しましょう。
腕の太い方は大きめの腕帯を買った方が良いかもしれませんので、販売店でよく相談しましょう。

家庭ではどのように血圧を測れば良いでしょうか。
起床後トイレに行ったあと、背もたれ付きの椅子に腰掛け、腕に血圧計を巻きます。腕の位置は心臓の高さになるように調節しましょう。
椅子の背にもたれて、1〜2分安静にした後、血圧を測ります。
測定は2回連続して行うのが望ましいですが、忙しい場合は1回でも良いでしょう。
測った値はそのまますべて記録します。
夜は同様にして就寝前に測ると良いでしょう。
入浴直後や飲酒後は血圧が下がりやすいので避けましょう。

このように測定した家庭血圧は、135/85を超えると高血圧の疑いがあり、医師の診察を受けた方が良いでしょう。
なお、ヒトの理想的な家庭血圧は125/80未満と言われています。
これを超えると徐々に動脈硬化の危険が高まりますので、ふだんから塩分制限、減量、適度の運動などを心がけましょう。
ただし高齢者では急激な生活習慣の変化はいろいろな合併症を引き起こすこともありますので、あまり無理をしないように行い、不明の点があれば医師に相談しましょう。

早朝の高血圧に注意

早朝に血圧が高いと動脈硬化になりやすく、脳梗塞や心臓病にかかりやすくなります。
このような方では寝る前に降圧薬を飲むことにより、動脈硬化を予防できることが知られています。
さらに最近の研究では、寝る前の降圧薬服用で糖尿病の発症も抑えることが報告されています。

このため、当院では早朝の血圧の高い方には就寝前に降圧薬を飲んでもらうようにしています。

このように、家庭血圧、特に早朝の血圧を測ることは、健康のためにとても重要なことです。
ただ、1回ごとの血圧の変動にあまり神経質になる必要はありません。
家庭血圧について疑問のことがありましたら、お気軽に当院までお問い合わせ下さい。

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