http://www.dr-maehashi.jp
今月の健康アドバイス
院長ごあいさつ
Dr.前橋の「診療日記」
今月の健康アドバイス
寝たきりにならないために
〜骨粗しょう症の予防と治療 @
骨粗しょう症になりやすい方

骨粗しょう症は主に高齢女性に起こりやすい、骨がもろくなって骨折しやすくなる病気です。少しつまづいただけで背中の骨にひびが入ったり、大腿骨を骨折して寝たきりの原因になります。

骨は加齢と共にもろくなっていきますが、女性の場合、閉経になると女性ホルモンが不足し、さらに骨粗しょう症が進行しやすくなります。その他、やせ気味の方、飲酒や喫煙の習慣のある方、糖尿病、慢性腎臓病、関節リウマチのある方、喘息や膠原病などでステロイドホルモンの治療を受けたことのある方などは骨粗しょう症になりやすく、注意が必要です。

三田市では、30歳以上の女性を対象に骨粗しょう症の検診を行っていますので、気になる方は一度受診されることをお勧めします。

骨粗しょう症チェック

骨粗しょう症だけでは症状がありませんが、背中の骨が骨折すると痛みを生じ、大腿骨骨折になると歩けなくなります。
また骨粗しょう症なると背中の骨が変形し、徐々に身長が縮んできます。若いときに比べて3cm以上身長が縮んだり、高いところに手が届かなくなったりしたら、骨粗しょう症が進んでいる可能性があります。
また壁に背中をつけて立ってみましょう。この時に頭の後ろが壁に付かない場合は、骨粗しょう症が進んでいる可能性があります。

骨粗しょう症の診断

検診やこれらの症状により骨粗しょう症が疑われた場合は、整形外科や内科の医療機関を受診しましょう。医療機関ではレントゲンや超音波を使用して骨の量(骨量)を測定することができます。そして骨量が若いときに比べて80%未満の場合は、骨粗しょう症と診断されます。

また腰椎のレントゲン撮影を行うと、背中の骨の骨折(椎体骨折)を診断することができます(写真参照)。椎体骨折は強い痛みを伴う場合もありますが、軽度の腰痛だけで、知らないうちに進行している場合もあります。

椎体骨折

骨粗しょう症の治療 ― 食事療法・運動療法

骨量の低下が軽度で、これまで骨折をしたことがなければ、まず生活習慣の改善により経過を見ます。生活習慣の改善は、食事療法と運動療法からなります。

食事療法としては、カルシウムを多く含む牛乳・乳製品・小魚・緑黄色野菜・大豆製品などと、ビタミンDを多く含む魚類・キノコ類などを摂るようにしましょう。カルシウムをサプリメントや薬で摂る場合は副作用の危険が有り、1日500mg以内にしましょう。心臓病や腎臓病がある方は医師に相談しましょう。

運動療法は骨量を増やすだけでなく、身体のバランス能力を高めることで転倒しにくくなり、骨折予防につながります。散歩や自転車こぎに加えて、筋力トレーニングも行うとより効果的でしょう。

しかし、すでに骨折のある方や骨量の減少の高度の方(若いときの70%未満)の方は、食事療法や運動療法だけでは改善がむずかしく、薬物療法が必要となります。
次回は骨粗しょう症の薬物療法について説明します。

過去の健康アドバイス一覧へ
 〒669-1541 三田市貴志字丁田79-1  TEL : 079-553-8088 FAX : 079-553-8077 E-mail : info@dr-maehashi.jp
Copyright (c) att's corporation all rights reserved. このHPの画像・文章・デザイン等の無断転載・複製を禁止します。