http://www.dr-maehashi.jp
今月の健康アドバイス
院長ごあいさつ
Dr.前橋の「診療日記」
今月の健康アドバイス
胸痛を感じたら A

前回「心筋梗塞」や「狭心症」などの心臓の動脈硬化による胸痛についてお話ししました。
これらは動脈硬化が原因として起こるため、50代以上の方、タバコを吸われる方、糖尿病、高血圧、高脂血症、腎臓病などの方はいつもと違う胸痛を感じた場合、早めに循環器内科を受診した方が良いでしょう。

大動脈解離と肺塞栓症

その他に胸痛を来す疾患のうち、重大な病気としては「大動脈解離」「肺塞栓症」があります。

大動脈解離は大動脈の壁に裂け目が入る病気で、俳優の石原裕次郎がかかったことで有名になりました。胸から背中にかけて強い痛みが持続し、高血圧や喫煙者に多い病気です。

肺塞栓症は肺動脈に血栓が詰まることで起こる病気で、胸痛や息切れを覚えます。長時間飛行機に乗ったあとで起こる、「エコノミークラス症候群」も肺塞栓によるものです。ピルを服用している方にも起こることが有り、注意が必要です。

これらは重大な病気ですが、実際に当院に胸痛を訴えて来院された方のうち、このような重大な病気はごくわずかです。その他の大多数の方は胸痛を訴えても、心臓病以外が原因です。

その他のさまざまな原因

良くある原因としては、肺や胸膜(肺を包んでいる膜)に由来する痛みや、肋骨やその周囲の肋軟骨や筋肉の痛みなどがあります。

このうち注意が必要なのは、肺炎や胸膜炎に伴う痛みで、咳・痰や発熱を伴い、咳や大きい息をすることで痛みが誘発されます。このような症状があれば、すぐに病院を受診しましょう。

風邪を引いて激しい咳をしたあとや、いつもより強い運動や肉体労働をしたあとなどに肋骨や筋肉を痛めて痛みを覚えることがあります。この場合は咳や身体を動かすことで痛みが増強します。
また、肋間神経痛や肋軟骨炎ではいずれも痛みの場所がはっきりしており、その場所を押さえると痛みがあります。
これらの痛みは、発熱もなく元気そうならそのまま様子を見てもかまわないでしょう。

食後に痛みが起こり、胸やけを伴う場合は逆流性食道炎の場合があります。これは胃液が食道に逆流するために起こる病気で、肥満の方に多く、最近増えています。水を飲んだり胃酸を抑える薬で軽快しますが、症状が続くときは胃カメラ検査を受けましょう。

その他、ストレスなどが原因で起こる胸痛として心臓神経症があります。

このように、胸痛の原因は様々ですが、中には重大な病気も隠されており、今までに無いような強い痛みを覚えたり、痛みが続くときは循環器内科の受診が望ましいでしょう。

過去の健康アドバイス一覧へ
 〒669-1541 三田市貴志字丁田79-1  TEL : 079-553-8088 FAX : 079-553-8077 E-mail : info@dr-maehashi.jp
Copyright (c) att's corporation all rights reserved. このHPの画像・文章・デザイン等の無断転載・複製を禁止します。