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今月の健康アドバイス
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Dr.前橋の「診療日記」
今月の健康アドバイス
胸痛を感じたら @
心筋梗塞

当院は循環器科を専門としているため、胸の痛みを訴えて来院される方が多くいらっしゃいます。胸の痛みを来す原因は色々ありますが、特に注意すべきは「急性心筋梗塞」です。

急性心筋梗塞は冠動脈という心臓の筋肉に血液を送っている血管が詰まることにより、心臓の筋肉が壊死する病気です。
動脈硬化が原因で起こり、糖尿病、高血圧、高コレステロール血症の方、また一度心筋梗塞にかかった人、近親者に狭心症や心筋梗塞のある方は特に注意が必要です。
また、60歳を過ぎるとこれらの危険因子がなくても心筋梗塞にかかりやすくなります。

心筋梗塞になると、胸の真ん中に通常60分以上続く強い痛みが現れます。
特に冷汗を伴ったり、収縮期血圧が100mmHg以下、または拡張期血圧が60mmHg以下の時は重症の可能性が有り、すぐにかかりつけ医に相談するか、救急車を呼びましょう。

急性心筋梗塞になった方で、実際に胸痛を訴えるのは4分の3の方のみです。
その他の方は息切れ、みぞおちの痛み、何となくしんどいなどの症状しかありません。
上記の危険因子がある方、あるいは中高年の方でこのような症状が持続したり悪化している方は、早急に循環器専門医や救急病院の受診をお勧めします。

急性心筋梗塞の診断は心電図や血液検査で行いますが、発症早期では診断が付かない場合もあります。従って、病院を受診して異常なしと言われても、症状が持続する場合は、遠慮無くその病院を受診したり、相談をするようにしましょう。

狭心症

心筋梗塞は心臓への血流が完全に途絶えることにより起こりますが、「狭心症」は数分程度冠動脈の血流が悪くなることにより起こります。
狭心症は運動時に起こる「労作性狭心症」と、安静時に起こる「冠れん縮性狭心症」に分けられます。

労作性狭心症は冠動脈に狭いところが有り、安静時には症状はありませんが、坂道を登ったり、重い荷物を持ったりして心臓に負担がかかると、心臓への血流が足りなくなって胸痛が起こります。
胸痛は胸の真ん中に起こる不快な感じで、通常は安静にすることで10分以内に改善します。
動脈硬化が原因で、糖尿病、高コレステロール血症、喫煙者、高齢者に多い病気です。

一方、冠れん縮性狭心症は、ふだんは冠動脈に狭いところはなく、発作が起こると冠動脈がけいれんして狭くなり、血液の流れが悪くなって胸痛が起こる病気です。

胸痛は夜間から早朝に起こりやすく、中高年の喫煙男性に
多いですが、30〜40歳代の若年者や女性にも起こることが
あります。

これらの病気を放置すると心筋梗塞になったり突然死の恐れも有り、疑わしい場合は早めに循環器専門医を受診しましょう。

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