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今月の健康アドバイス
院長ごあいさつ
Dr.前橋の「診療日記」
今月の健康アドバイス
漢方医学の可能性 A

前回に漢方薬がかぜなどの急性病に効果がある事をお話ししましたが、もちろん漢方薬は多くの慢性病にも効果が期待できます。

症状別 ・漢方薬のご紹介

女性の方は更年期を迎えるとのぼせ、めまい、冷え症など様々な症状を訴えられます。
これらに対して加味逍遥散(かみしょうようさん)桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)などが有効です。

便秘でお悩みの方には麻子仁丸(ましにんがん)が効果的です。
特にお腹の手術をしたあとは腸の働きが鈍り、便秘だけでなく腸閉塞になる恐れもあります。
このように手術後に便秘や腹が張るなどの訴えがある方には、多くの外科医が大建中湯(だいけんちゅうとう)を使用しています。

過敏性腸症候群は若い男性に多く、ストレスがかかると腹痛や下痢を頻回に繰り返す病気です。最近はイリボーなどの西洋薬が有効ですが、桂枝加芍薬湯(けいしかしゃくやくとう)を併用するとより効果的です。
一方、高齢で下痢が持続し、体重が減少する方がおられますが、このよう場合には真武湯(しんぶとう)がよく効きます。

アトピーなどの難治性皮膚疾患では、ステロイド軟膏や抗ヒスタミン剤を使用しますが、それでもよくならない場合、十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)温清飲(うんせいいん)消風散(しょうふうさん)などを併用すると症状の改善が見られます。

高齢者の漢方薬

高齢になると様々な体の不調を訴えるようになります。
めまいやふらつきを訴える方も多く、西洋医学の薬を飲んでもなかなか良くなりませんが、半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)真武湯(しんぶとう)が有効なことがあります。
腰痛、膝痛、しびれ、頻尿などを訴える方も多いですが、これらの症状には牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)が効果的です。

高齢化と共に認知症の増加が社会問題となっています。
認知症になると怒りっぽくなり、家族や介護者が大変困ります。このような場合、もしアリセプトなどの認知症の薬などを飲んでいる場合は減量や中止した方が望ましいでしょう。その上で、抑肝散(よくかんさん)を服用すると精神的に安定し、認知症も改善する場合もあります。
レビー小体型認知症になると幻覚や妄想が見られますが、このような場合にも抑肝散(よくかんさん)が大変有効です。

当院でも漢方薬の処方を行っています

当院でも患者さんの状態に合わせて様々な漢方薬を処方し、多くの方に改善が見られて喜ばれています。

西洋薬でなかなか良くならない症状でお悩みの方は、一度漢方薬を試してみてはどうでしょうか。

なお、漢方薬にも副作用がある場合が有り、服用していて何か異常を感じたら、必ず医師や薬剤師に相談しましょう。

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