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今月の健康アドバイス
院長ごあいさつ
Dr.前橋の「診療日記」
今月の健康アドバイス
認知症の正しい診断、治療のために
最も大切な“家族の気づき”

認知症になると、もの忘れがひどく、社会生活が困難になっているにもかかわらず、自覚症状が全く無い方もおられます。
特にアルツハイマー型認知症の方は話のつじつまを合わせるのが上手で、診察室でちょっとお話を伺っただけではすぐには認知症と診断できないこともあります。
そこで、早期の認知症の診断に最も重要なのは“家族の気づき”です。

私の母も認知症ですが、初めておかしいと気づいたのは、旅行に出かけて、何度説明してもトイレの場所がわからなくなった時でした。
今から考えると、そのころから「同じ食材を何度も買ってくる」、「献立がいつも同じ」、「お金など、ものをよく無くす」「急に怒り出して、同じ事を何度も言う」などの症状がありました。
その他、認知症の特徴としては、「道に迷う」、「お金の計算ができなくなる」などがあります。

もしご家族の方が、最近ちょっとおかしいな、と思ったら、かかりつけの医師や認知症の専門医を受診しましょう。

副作用の早期発見のために

当院では、「改訂長谷川式スケール」という認知症の知能検査を行い、必要に応じて頭部CTやMRI検査を三田市民病院に依頼しています。
これらの検査で認知症と診断された場合は、認知症の症状を和らげ、進行を抑える薬を処方します。

認知症の進行を抑えるとして保険上認められている薬は「アリセプト」、「レミニール」、「リバスタッチパッチ・イクセロンパッチ」、「メマリー」などがあります。
これらの薬の服用にも、ご家族や介護者の協力が必要です。
なぜなら、まず認知症の方は薬を飲み忘れることがあり、服用をきっちり管理する必要があります。
次に、認知症の薬には副作用があり、その早期発見には周りの方が気づいてあげる必要があります。

たとえばアリセプトを服用すると怒りっぽくなる場合があります。
これは本人ではわからず、周りの方が気づいて、おかしいと思ったら主治医に連絡し、薬の減量や中止が必要になります。
アリセプトの常用量は5mgですが、3mgでも怒りっぽくなる方もおられます。
しかし医師の中には家族が訴えても耳を貸さず、機械的に5mg、さらには10mgまで投与される場合もあります。

名古屋フォレストクリニックの河野和彦先生は以前より認知症の薬の副作用に気づき、薬を使いすぎないように注意を促してきました。
私自身も河野先生の治療法「コウノメソッド」を勉強し、認知症の治療に役立てています。
認知症でお困りの方はお気軽に当院までご相談下さい。

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