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今月の健康アドバイス
院長ごあいさつ
Dr.前橋の「診療日記」
今月の健康アドバイス
コレステロールが高いと言われたら
悪玉コレステロールと善玉コレステロール

健康診断でコレステロールが高いと言われた方も多いと思われます。
健康診断では、コレステロールはLDLコレステロール(LDL-C)HDLコレステロール(HDL-C)として表示されます。
このうち、LD-Cは増えすぎると心臓の血管(冠動脈)の動脈硬化を起こしやすくなり「悪玉」と言われ、逆にHDL-Cは増えると動脈硬化を押さえるため「善玉」と言われています。

コレステロールの基準値は?

ではコレステロールの値は、どれくらいが適正でしょうか。
それは、その方の状態によって一人一人異なります。

たとえば、女性で60歳未満、高血圧や糖尿病もなく、タバコも吸われない方の場合は、LDL-Cは160mg/dl未満が望ましいとされています。
男性でも50歳未満なら160mg/dl未満でよいですが、50歳を超えると動脈硬化の危険度が増してくるため、より厳しく140mg/dl未満にした方がよいとされています。

その他に高血圧のある方、喫煙者、HDL-Cが40mg/dl未満の方、近親者に心筋梗塞などのある方も、LDL-Cは140mg/dl未満が望ましいとされています。

また糖尿病、慢性腎臓病、脳梗塞、足の動脈硬化などのある方も心筋梗塞や狭心症の危険があり、この場合はLDL-Cは120mg/dl未満が望ましいとされています。

さらに、すでに心筋梗塞や狭心症を起こしたことがある方は、同じ病気にもう一度かかる危険性がかなり高くなります。
このためLDL-Cの基準はさらに厳しく、100mg/dl未満にすることが望ましいとされています。
この場合、食事や運動だけでは不十分で、多くの場合は薬物療法が必要になります。

食事と運動で生活改善を

それでは、LDL-Cが基準値を超えたらどうすればいいでしょうか。
一度は循環器内科などの専門医を受診し、他に動脈硬化の危険因子(高血圧や糖尿病、腎臓病など)がないかチェックしてもらい、それほど値が高くなければ、まず食事や運動などの生活習慣の見直しをしましょう。

食事で大切なことは、バランスのよい食事を適量取ることで、伝統的な日本料理が理想です。
ただし、塩分は控えめの方がいいでしょう。

牛肉や卵など、コレステロールの多い食材は控えめの方が望ましいですが、これらは良質のタンパク源でもあり、適量を取るならあまり心配はありません。

それ以上に問題なのは、トランス脂肪酸を含んだ食品です。
トランス脂肪酸はLDL-Cを増やし、動脈硬化を起こしやすいとされています。
トランス脂肪酸はマーガリンやファットスプレッド、ショートニングや、これらを使ったパン、ケーキ、ドーナツ、洋菓子、揚げ物などにも多く含まれています。
従って、トランス脂肪酸を含んだお菓子や加工食品、冷凍食品はコレステロールが高い方だけでなく、高血圧や糖尿病の方、肥満の方など、動脈硬化の恐れのある方は控えるようにしましょう。

逆に、コレステロールを減らす作用のある野菜、大豆製品、海草類、青魚などは積極的に摂りましょう。特に椎茸はコレステロールを下げる力が強いと言われています。
また、リンゴなどの果物もコレステロールを下げる働きがあり、適量を摂るようにしましょう。

食事と共に運動も大切です。
週に2、3回、30分以上は早足で歩いたりして運動するようにしましょう。
定期的に運動をすることでHDL-Cが増加し、動脈硬化の予防だけでなく、癌や骨折などの予防にもつながります。

薬での治療

食事、運動を行ってもコレステロールが十分低下せず、動脈硬化の危険性が高い場合は薬物治療が必要になります。
薬物治療を嫌がる方もおられますが、コレステロールを低下させる薬は、動脈硬化の予防として最も効果が高いことが研究で証明されています。

ただし、人によっては筋肉痛やしびれなどの副作用のために服用できない方もおられますので、飲み始めの1〜2ヶ月は注意が必要です。

薬を服作用して異常を感じたら、すぐに医師や薬剤師にご相談ください。

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