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今月の健康アドバイス
院長ごあいさつ
Dr.前橋の「診療日記」
今月の健康アドバイス
ひそかに進行する慢性腎不全〜透析にならないために A
腎臓病の啓発と予防のために

慢性腎不全は腎臓の働きが弱り、むくみや息切れを生じて最終的には透析におちいる状態です。

慢性腎不全は糖尿病や慢性腎炎など様々な病気が原因で起こりますが、早期の段階で発見し、適切な管理・治療を行えば、進行を遅らせることができます。
そのため、日本腎臓病学会などではわずかに蛋白尿が出ている初期の状態から、透析に至る末期までの腎臓病をまとめて慢性腎臓病(CKD, Chronic Kidney Disease)と呼び、腎臓病の啓発と進行予防に努めています。

診断のめやす

慢性腎臓病になると血液中のクレアチニン値が上昇し、尿タンパクが出るようになります。

健康診断などで血清クレアチニン値が男性で1.1mg/dl以上、女性で0.8mg/dl以上の時、および尿タンパクが陽性の時は腎臓病の疑いがあります。早めにかかりつけの医師、または腎臓専門医を受診しましょう。

腎臓病と診断されたら

もし腎臓病、あるいはその予備軍と言われたら、どうしたらよいでしょうか。あわてる事はありません。医師の指示により生活習慣を見直すことにより、進行を遅らせることができます。

慢性腎臓病になった場合、喫煙していれば直ちに禁煙しましょう。喫煙は腎臓病を悪化させることが知られています。また、慢性腎臓病の方は心筋梗塞や脳梗塞などの動脈硬化になりやすく、喫煙は動脈硬化をさらに悪化させます。

自力での禁煙がむずかしい場合は、薬による禁煙も可能です。当院でも禁煙治療を行っていますので、ご希望の方はご相談ください。

血圧・血糖コントロールで悪化を防ぐ

慢性腎臓病は、高血圧や糖尿病があると進行することが知られています。

血圧は140/90mmHg未満(家庭血圧では135/85mmHg未満)にすると、腎臓病の進行が抑えられます。血圧の高い方は1日の塩分の摂取量を6g以下にすると良いでしょう。
また、肥満の方は減量することにより血圧の低下が期待できます。しかし生活習慣の改善のみで血圧が下がらない場合は、降圧剤の服用が必要になります。

糖尿病も腎臓病の危険因子の一つです。血糖コントロールはHbA1c6.9%未満を目指しましょう。
ただし、薬物による厳格な血糖コントロールは低血糖の恐れもありますので、かかりつけの医師とよく相談しながら治療しましょう。

いずれにしても慢性腎臓病の方は病気の進行予防がたいへん重要になります。
腎臓が悪いと言われたら、決して放置せずに定期的に医療機関でチェックしてもらいましょう。

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