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今月の健康アドバイス
院長ごあいさつ
Dr.前橋の「診療日記」
今月の健康アドバイス
糖尿病の血糖コントロール目標が新しくなりました
糖尿病の診断および治療には、血糖値とともに1〜2ヶ月の血糖の状態を反映するHbA1cの値が用いられています。
HbA1cの値はこれまで日本独自の値(JDS値)が用いられていましたが、本年4月から世界基準のHbA1c(NGSP値)に変更になりました。
HbA1c(NGSP値)は、これまでのHbA1c(JDS値)に0.4を足した値となります。
たとえばHbA1c(JDS値)が7.0%であった方は、HbA1c(NGSP値)では7.4%になります。
HbA1c値の変更に伴い、日本糖尿病学会では新しい血糖コントロール目標を発表しました。

血糖のコントロール目標はなぜ必要ですか。

糖尿病は放置すると合併症により網膜症による失明、腎不全(透析治療)、脳梗塞や心筋梗塞を起こす恐れがあります。そこで、血糖値を下げる必要がありますが、血糖降下薬やインスリン注射により血糖値を下げた場合、低血糖を起こす危険性があります。

低血糖になると一時的に意識が低下するだけでなく、長期的には動脈硬化や認知症の危険性もあり、最近ではいかに低血糖を防止するかが問題となっています。そのため、患者さんそれぞれの状態に合わせて、最適な血糖コントロールの状態を設定することとなりました。

新しい血糖コントロール目標はどのようなものですか。

新しいコントロール目標では、3つに分けて目標値を設定しています。

まず、食餌療法や運動療法のみを行っている方で、血糖降下薬やインスリンを服用されていない方の場合は、より厳格な血糖コントロールを目指し、HbA1cを6.0%未満とすることとします。また血糖降下薬やインスリンを使用している場合でも、自己血糖の測定などにより低血糖を起こさないようであれば、6.0%未満にする方が望ましいとしています。

次に、血糖降下薬やインスリンを使用している方では、合併症予防のため、HbA1c7.0%未満にすることが望ましいとしています。この時の血糖値は空腹時が130mg/dl未満、食後2時間で180mg/dl未満が目安となります。これ以上下げた場合は、低血糖にならないように注意が必要です。

最後に、高齢者などで低血糖の恐れが強い場合はHbA1c8.0%未満を目標としています。

HbA1cをどれくらいにするべきかは個人によって異なります。
具体的にはかかりつけの医師に相談しましょう。
インスリンを使用している方や血糖値が変動しやすい方、低血糖を起こしやすい方は、家庭で血糖値を測れる自己血糖測定器を使うとよいでしょう。
最近は微量の血液で測定することができ、測った血糖をグラフで表示できる機種もあります。
当院でも多くの患者さんが使用されて血糖コントロールに役立てています。
詳しくは当院受付までお問い合わせください。
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