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今月の健康アドバイス
院長ごあいさつ
Dr.前橋の「診療日記」
今月の健康アドバイス
糖尿病で苦しまないために B
糖尿病の食事療法
糖尿病の治療は食事療法、運動療法、薬物療法の3つからなります。
このうち薬物療法は医療機関にかからないとできませんが、食事療法、運動療法は自分で気をつけるだけで、かなり糖尿病を改善することができます。
糖尿病は一度発症すると徐々に進行し、失明や腎不全、心筋梗塞や脳梗塞などを起こしますが、発症の早期から食事と運動に気をつけることで、健常人と同じように健康な生活を送ることができます。このため、「糖尿病の予備軍」と言われた時点から、食事と運動に注意を払うことはとても大切なことです。
カロリー制限食
では糖尿病の食事療法はどのようにすればよいでしょうか。
日本糖尿病学会は、食品交換表を使い、カロリー制限を主体とした食事を勧めています。これは、食事を炭水化物、タンパク質、脂質などに分け、これらをバランスよく適量摂るようにするものです。
これまで食生活が乱れていた人にとっては、この療法により、そこそこ血糖をコントロールできますが、問題もあります。それは食品交換表による計算が少々面倒であることです。また、総カロリーを押さえるために満腹感が得られにくい難点もあります。
さらに、この食事療法には根本的な問題があります。それは、この食事療法をいくら頑張っても、ご飯やパンなどの炭水化物(糖質)を摂る限り、血糖の上昇が避けられないと言うことです。
糖質制限食
そこで、最近注目されているのが糖質制限療法です。
これは、ご飯、パン、めん類、お菓子などの糖質を摂らないようにし、その他の肉、魚、卵、野菜などの副食は自由にとっても良いというものです。 実際、朝夕の主食を抜くだけで、多くの方の血糖値が改善し、体重減少にも成功しています。
糖質制限食の詳細は、高雄病院院長の江部康二先生の著作(「血糖コントロールの新常識!糖質制限 完全ガイド(宝島社)」など)を参考にしてください。
ただし、糖質制限食にも問題はあります。それは、炭水化物が大好きな方にはむずかしいと言うことです。また、糖質制限食は腎臓の悪い方には適しません。糖尿病が進行すると腎臓が悪くなるため、この療法を行う場合は必ず医師に相談しましょう。
食事療法で気をつけたい点
いずれの治療法を行うにしても、気をつけて欲しいのは以下の点です。
1 液体で糖分を摂ると特に血糖値が上昇しやすいので、やめましょう。
スポーツドリンク、缶コーヒーなどは要注意です。
果物や野菜はジュースにせず、素材のままで摂るようにしましょう。
なお、「カロリーゼロ」を謳った飲料も多数出ていますが、大量、長期に飲んだ場合の安全性は確立していません。控えめにした方がよいでしょう。
2 お酒は適量ならいいでしょう。
できれば焼酎、ウイスキー、赤ワインの方が血糖が上がりにくいです。
日本酒、ビール、白ワインは控えましょう。
3 糖質と脂質を一緒に摂ると血糖が上がり、長時間続きます。
具体的にはカツ、天ぷらなどの揚げ物、ラーメン、ギョウザなどです。
カロリーも高く、太りやすいので控えましょう。
4 魚、肉、野菜などは加工食品ではなく、できるだけ新鮮な食材を使うようにしましょう。
5 食事をする時は始めに野菜を摂り、次にタンパク質、最後に糖質を摂るようにすると血糖が上昇しにくいことが知られています。
食事はゆっくり噛んで、食べる順番にも気をつけましょう。
6 どのような食事をするにしてもストレスなく、楽しく食事をすることが大切です。
最近は糖尿病の進行を抑える良い薬も出ています。血糖がなかなか下がらない時は、無理せず医師に相談しましょう。
当院では管理栄養士による丁寧なアドバイスを行っています。
食事療法についてお困りの方は、お気軽におたずね下さい。
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