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今月の健康アドバイス
院長ごあいさつ
Dr.前橋の「診療日記」
今月の健康アドバイス
食べる順番を変えると糖尿病がよくなる
まずは食習慣の見直しから
近年生活習慣の変化により、糖尿病と診断される方が増えています。
糖尿病になると失明、腎不全、脳梗塞、心筋梗塞などの危険性が高まります。
このため、健康診断などで糖尿病または糖尿病予備軍と診断された場合は、生活習慣の改善により病気の進行を抑えることが大切です。
生活習慣の改善には、適度の運動と共に食事内容の見直しが特に重要です。
「糖質制限療法」
では、糖尿病の食事はどのようにすればいいでしょうか。
病院などで栄養指導を受けると、食品交換表に基づいた「総カロリーの制限」、「脂質を控えたバランスのよい食事」などを指導されます。
確かにこの食事療法を厳守するとある程度糖尿病は改善しますが、継続するのがむずかしく、また血糖を下げる効果も不十分です。
そこで、高雄病院の江部康二先生らが「糖質制限療法」を提唱されました。
この療法ではパン・ご飯・めん類・いも類・お菓子などの炭水化物を制限するだけで、タンパク質・脂質にはいっさい制限はありません。
アルコールも日本酒やビールはだめですが、蒸留酒であるウイスキーや焼酎、それに少量の赤ワインもオーケーです。
この食事療法は糖質を制限するだけなので実行しやすく、当院でも実践して多くの方がお薬なしで血糖値の改善に成功しています。
「食べる順番療法」
しかし、中にはどうしてもご飯やめん類が好きでやめられない方もおられます。
また外食などでは、どうしても炭水化物を摂らざるを得ないこともあるでしょう。
このような方は、「食べる順番療法」を試してみてはどうでしょうか。
これは梶山内科クリニック院長の梶山静夫先生らが提唱している方法です。
やり方は以下のようにきわめてシンプルです。
1 始めに5分以上かけてよくかんで、出された野菜(きのこ類・海草類を含む)を食べきる
2 次に魚・肉などのタンパク質のおかずを食べきる
3 最後にご飯を食べる(パン・めん類・いも類を含む)
この食べ方をすると、ご飯を始めから食べる場合に比べて、食後の血糖値の上昇を50〜100mg抑えることができます。
また1〜2ヶ月の血糖の指標であるヘモグロビンA1cの値も、8.2%から7.2%へと大きく改善していました。
どうしても炭水化物が減らせない方は、最後に食べるようにしてみてはどうでしょうか。
なお、野菜は1日350g以上食べることが勧められています。
外食する場合も、野菜サラダを一品付け加えるとよいでしょう。
食事療法と共に、自己血糖測定を
実際にどの程度血糖の上昇が抑えられているかは血糖値を測る必要があり、そのためには自己血糖測定器を購入するとよいでしょう。
より良い糖尿病の治療には、家庭での血糖測定が重要です。
当院でも低価格で取り扱っていますので、お気軽におたずね下さい。
参考文献 :
「 糖尿病がよくなる!食べる順番療法 」
梶山 静夫、今井 佐恵子(著) / 新星出版社
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