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今月の健康アドバイス
院長ごあいさつ
Dr.前橋の「診療日記」
今月の健康アドバイス
気管支喘息の新しい治療法@
寒くなると風邪でもないのに咳が続いたり、朝方に息苦しくなって来院される方が増えてきます。
このような症状がある場合、気管支喘息が疑われます。
気管支喘息の症状と原因
「気管支」というのは、空気を吸った時に喉から肺の奥までの通り道のことです。
喘息になるとこの気管支が急に収縮して細くなり、ゼイゼイと音がするいわゆる喘息発作を引き起こしたり、激しい咳をするようになります。
ところで、気管支喘息はなぜ起こるのでしょうか。
気管支喘息になると、気管支がいつも炎症を起こした状態になります。このような状態の時に、発作の誘因があると気管支は収縮し、喘息発作を起こします。
発作の誘因としては、アレルギー(ダニやペット、花粉など)、ウイルス感染(カゼやインフルエンザ)、激しい運動、お酒、タバコ、過労、冷たい空気、薬(解熱鎮痛薬など)、汚れた空気、精神的ストレスなどがあります。ですから、喘息のある方はこれらの誘因をなくすようにすることが大切です。
喘息の新治療法「吸入ステロイド療法」
気管支喘息の治療は以前は困難をきわめ、しばしば喘息で亡くなられる方もおられました。
しかし最近の新しい治療法により、喘息の治療はとてもしやすくなりました。
喘息の新しい治療法は「吸入ステロイド療法」と言います。
吸入ステロイド療法ではステロイドを口から吸入するため、病変のある気管支には大きな効果がありますが、全身性の副作用はほとんどありません。
吸入ステロイド薬は気管支の炎症を抑えることで、喘息発作を起こしにくくしていきます。
ただし、吸入ステロイド薬は効果が出るのに数日かかるため、喘息発作がある場合は気管支拡張薬を併用します。気管支拡張薬は、狭くなった気管支を広げて空気を通りやすくします。
最近は、ステロイド薬に気管支拡張薬が一緒になった配合剤(商品名:アドエアー、シムビコート)が発売されており、これらの薬剤を使用すると、速やかに喘息発作を押さえ込むことができます。
このため、最近では気管支喘息と診断されると、まずアドエアーまたはシムビコートの吸入をしていただくことが多くなっています。
次回は、これらの薬の使い方や副作用についてお話しします。
参考文献 :
「 喘息の超コントロール法 」 久保 裕(著) / メディカルトリビューン社
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