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今月の健康アドバイス
院長ごあいさつ
Dr.前橋の「診療日記」
今月の健康アドバイス
その検診は必要ですか
検診や人間ドックは何のために受けるのでしょうか。検診を受ければ隠れた病気を発見でき、早めに治療できて健康の維持に役立つと思われるでしょう。
ところが、最近前立腺癌の検診を受けても死亡率に差がないとする研究結果が発表されました。
検診によって死亡率は下がるか?
前立腺癌の検診は、血液中の前立腺特異抗原(PSA)を測ることによって簡単に行うことができます。人間ドックや検診で異常を指摘された方もおられるでしょう。
この研究によると、検診を受けることによって前立腺癌が発見される人は増えますが、前立腺癌の死亡率低下にはつながりませんでした。
これは、前立腺癌の進行が非常にゆっくりで、放置してもあまり死亡につながらないためと思われます。
さらに検診でPSAが高いとわかった場合、精密検査や手術に伴う合併症(尿漏れや排尿困難など)、医療費の増加、精神的苦痛などの問題を生じます。
このことから、この研究では前立腺癌検診をすべての人に行うことは勧められないとしています。
医師のアンンケート調査では
前立腺癌検診に限らず、有効性が証明された検診は少ないのではないでしょうか。
アメリカで興味深いアンケート調査が行われました。
1600人程度の医師を対象に検診をどう考えているか尋ねたところ、医師の65%は年1回程度の検診が必要だと考えていました。
ただし、血液と尿検査だけで十分で、心電図検査、胸部エックス線検査までは必要ないと考える医師が大半でした。
本当に必要な検診とは?
最近、健康保険組合が中心となって特定健診が行われるようになりました。
特定健診はメタボリックシンドロームなどの生活習慣病を早めに発見するのが目的です。
私自身は特定健診だけで十分で、それ以外の検診(脳ドック、がん検診など)については、本当に必要かどうかを良く判断して受けるのがよいと思います。
検診を実施する側も、検診の有効性についてよく
検討し、その結果を公表していく必要がある
でしょう。
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