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今月の健康アドバイス
院長ごあいさつ
Dr.前橋の「診療日記」
今月の健康アドバイス
あなたは糖尿病ではありませんか?
〜 新しい糖尿病の診断基準について 〜
ファーストフードの増加やライフスタイルの変化により、日本人の糖尿病は増え続けています。
日本糖尿病学会ではより早期からの糖尿病治療に対応するため、この7月に新しい糖尿病の診断基準を発表しました。
そこで、今回はどのような時に糖尿病と診断されるかをご説明します。
糖尿病の検査
糖尿病の診断には、血糖値とヘモグロビンA1c(HbA1c)の2種類の血液検査を行います。
血糖値は文字通り血液中のブドウ糖の濃度ですが、空腹になると下がり、食後には上昇します。
しかし正常の人では食事をするとすぐに血糖を下げるインスリンというホルモンが出て、血糖値は140mg/dl以上には上昇しません。
一方、糖尿病の方はインスリンの作用不足のため、血糖値は200mg/dl以上に上昇してその状態が持続します。
HbA1cは過去1〜2ヶ月の血糖の状態を反映します。血糖値が食事や運動によって刻々と変化するのに対して、HbA1cは数日間ではあまり変化し変わりません。
糖尿病の診断
血糖値とHbA1cにより、以下のように糖尿病は診断されます。
1 HbA1cが6.1%以上で、早朝空腹時(10時間以上の絶食)の血糖値が126mg/dl以上の時
2 HbA1cが6.1%以上で、食事の状態に関わらない随時の血糖値が200mg/dlの時
3 糖尿病の典型的な症状(口が渇き、水分をほしがる、尿量が多い、体重が減る、糖尿病性網膜症など)があり、血糖値が高いとき(空腹時126mg/dl以上、または随時200mg/dl以上)
以上の1〜3のどれかに当てはまると、糖尿病と診断されます。
HbA1cが例えば7%と高くても、血糖値が上記の基準を満たさない場合は糖尿病とは言えません
また、たまたまジュースを飲んだ直後に測った血糖値が200mg/dlあっても、HbA1cが6.1%未満の時は糖尿病とは言えず、別の日に血糖を測り直すか、糖負荷試験を受ける必要があります。
当院では糖負荷試験を行っています
当院では、来院時の検査で糖尿病とは診断されないが、糖尿病の疑いのある方については糖負荷試験を行うようにしています。
糖負荷試験は、空腹の状態で午前9時頃来院していただき、75gのブドウ糖を飲んでもらいます。
そしてブドウ糖を飲む前と、飲んだあと30分・1時間・2時間の血糖値や血液中のインスリン値の検査を行います。
この試験により「糖尿病型」と判定され、かつHbA1cが6.1%以上なら糖尿病と診断されます。
それ以外の方は、血糖の程度により「正常型」「境界型」と判定されます。
「糖尿病型」と診断された場合は、眼や腎臓などに合併症が出ていないか調べると共に、病気の進行を抑えるために定期的に医療機関を受診する必要があります。
減量などにより一時改善しても、ストレスや病気で再発する恐れがあるので注意が必要です。
「境界型」と判定された方は、近い将来に糖尿病に移行する恐れがあります。
特に肥満があり、メタボリックシンドロームと判定された方は、心筋梗塞などにかかりやすくなります。
生活習慣の改善を心がけ、定期的に医療機関で血糖値とHbA1cのチェックを受けましょう。
また「正常型」と判定された方でも、検診で糖尿病の疑いと言われた方は、将来糖尿病になる恐れがあります。
定期的に運動し、糖質や脂肪の多い食事は控えましょう。
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