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今月の健康アドバイス
院長ごあいさつ
Dr.前橋の「診療日記」
今月の健康アドバイス
治りにくい高血圧の原因は?
薬を飲んでも血圧が下がらない場合
高血圧患者さんにお薬をお出しすると、普通は1種類から2種類、多くても3種類程度の降圧薬を併用することで血圧をコントロールすることができます。
ここで、「良好な血圧コントロール」とは、病院で測った場合に140/90mmHg未満、家庭では135/85mmHg未満になることです。
ところが、きっちりお薬を飲んでもなかなか血圧が下がりにくい方がおられます。
高血圧を放置すると動脈硬化が進み、脳梗塞や心筋梗塞になる恐れがあります。
そこで、降圧薬を飲んでもなかなか血圧が下がらない場合、その原因を探る必要があります。
他の服用薬・サプリメント・アルコールに注意
血圧が下がらない場合、まず気をつけるべきは他に薬やサプリメントなどを飲んでいないかということです。
たとえばお年寄りの場合、膝や腰の痛みがあり、痛み止めの薬を飲んでおられる方がかなりおられますが、痛み止めを飲むと腎臓が障害され、血圧が上がることがあります。
通信販売などで痛み止めの漢方薬を飲んでおられる方も多いと思いますが、このような薬を長期間服用すると、血圧が上昇することがあります。
さらに喘息やリウマチなどで副腎皮質ホルモンの薬を服用しても、血圧の上昇を来す場合があります。
他の病院で薬をもらっていたり、サプリメントを飲んでおられる場合は、必ずかかりつけの先生にお話下さい。
また、アルコールを多量に飲んでおられる方は血圧が上がりやすくなります。
1日あたり日本酒なら1合、ビールなら1本が目安で、それ以上の飲酒は控えましょう。
睡眠時無呼吸症候群
最近は肥満の方が多くなっていますが、肥満になると血圧が上がりやすくなります。
さらに肥満で血圧が高い方は、夜間に呼吸が止まる、いわゆる睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。
睡眠中に呼吸が止まると交感神経が興奮し、血圧が上昇して動脈硬化になりやすくなります。
家の方から「いびきがひどい」「息が止まっている」と言われたり、日中の眠気のために事故を起こしそうになった方は睡眠時無呼吸症候群の可能性があり、一度専門病院を受診されることをおすすめします。
なお、睡眠時無呼吸症候群の検査は当院でも行っています。
原発性アルドステロン症
治りにくい高血圧の原因として最近注目されているのが、原発性アルドステロン症です。
アルドステロンは腎臓のすぐ上にある副腎という臓器から出るホルモンですが、このホルモンが出過ぎると血圧が上昇し、放置すると動脈硬化が進みます。
この病気は血液検査である程度診断できるので、気になる方はかかりつけの先生にお願いして検査をしてもらいましょう。
当院でははじめて高血圧で受診された方や、血圧が下がりにくい方には積極的にこのホルモンの検査を行っています。
以上、治りにくい高血圧には色々と原因がありますが、いずれも適切な治療で良くなります。
気になる方は循環器の専門病院を受診されることをおすすめします。
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