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今月の健康アドバイス
院長ごあいさつ
Dr.前橋の「診療日記」
今月の健康アドバイス
薬の副作用に注意
病院で診察を受けたあと、多くの方は薬局で薬を受け取りますが、皆さんは薬の副作用についてどれくらい気にされているでしょうか。
アルツハイマー病治療薬の副作用
私が薬の副作用について最近気になったのは、ある認知症の方の場合です。
この方は99歳の女性の方で、物忘れがひどいと言うことでアリセプトという薬を処方されていました。
アリセプトはアルツハイマー病の治療薬で、人によってはかなり効果が認められます。
ただこの方の場合は服用していても物忘れが改善せず、そのうちに昼と夜が逆転し、夜中にベッドから起き出すようになりました。
そこで私がアリセプトを中止するようにご家族の方にお願いすると、落ち着かれたようです。
アリセプトは脳の働きを活性化するのですが、人によってはこのように興奮状態や、尿失禁が起きたりすることもあります。
入院中の副作用
また、高齢者の方が入院すると、これまでしっかりしていたのに急におかしくなることがあります。
これは環境の変化も影響していますが、薬剤の影響もあります。
入院すると、胃潰瘍の治療や予防のためガスターという薬を点滴することがありますが、この薬により錯乱状態になる方がかなりあるようです。
もしあなたのご両親が入院され、おかしな行動をとるようでしたら、ガスターの点滴を受けていないかを尋ねてみると良いでしょう。
ただし、飲み薬のガスターではこのような副作用は少ないようです。
痛み止め・コレステロール薬の副作用
その他、薬の副作用として頻度が多いのは、痛み止めとコレステロールのお薬でしょう。
痛み止めの薬は、副作用として胃潰瘍を起こしやすく、大出血を起こすこともあります。
また、喘息や腎不全の原因となることもあります。
高齢者で腎臓が弱っている場合には特に注意が必要です。
コレステロールを下げる薬の副作用としては、筋肉痛や肝障害がありますが、意外に知られていないのが神経障害です。
薬を飲み始めて手先のしびれや違和感を感じたら、すぐに服薬をやめて医師に相談しましょう。
「おかしいな」と思ったらすぐにご相談下さい
なお、これらの副作用は飲み始めた時だけでなく、飲み出して何年もたってから出てくることもあります。
医師や薬剤師は薬の副作用に対していつも細心の注意を払っていますが、予期せぬまれな副作用が起こることもあります。
薬を飲んでいて「おかしいな」と思ったら、遠慮せずにかかりつけの医院や薬局にご相談下さい。
また、複数の薬を飲むことで副作用が増強することもあります。
医療機関にかかる時はお薬手帳などを持参し、必ず現在飲んでいる薬やサプリメントなどをお申し出下さい。
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