http://www.dr-maehashi.jp
今月の健康アドバイス
院長ごあいさつ
Dr.前橋の「診療日記」
今月の健康アドバイス
糖尿病治療の新しい考え方 @
〜 より良い血糖コントロールのために 〜
当院では、以前から糖尿病の方に糖質(炭水化物)制限食をすすめていましたが、その提唱者である京都高雄病院の江部康二先生に先日お会いしてきました。
江部先生自身も糖尿病ですが、自ら糖質制限食を実践し、良好な血糖コントロールを保っておられます。実際にお会いした先生もとてもお元気そうで、糖質制限食の普及に情熱を傾けておられました。
カロリー制限で糖尿病は良くなる?
糖尿病の食事といえば、これまで食品交換表に基づいたカロリー制限と、糖質、脂質、タンパク質をバランスよく摂るというものでした。
皆様方が糖尿病の食事についての本を手に取ると、ほとんどがカロリー制限をもとにして書かれていると思います。
ところが、従来の食事療法では糖尿病のコントロールがなかなかうまくいかないことが最近わかってきました。
なぜなら従来の食事療法では食事による血糖の変化にほとんど注意を払ってこなかったからです。
カロリー制限ではなく糖質制限が効果的
きっちり言われたとおりにカロリー制限をしているのに、病院で血糖を測ると200以上になっている・・・ こんなつらい思いをされた方も多いのではないのでしょうか。
これは、あなたの血糖を上昇させているのは食事のカロリー量ではなく、糖質だからです。江部先生は、糖質制限食こそが糖尿病治療に最も有効であると説いています。
穀類 ・ いも類を控え目に
糖質制限食では、糖質をできるだけ制限するというのが大原則です。
まず避けるべきなのは穀類。
米、麦、トウモロコシなどを原料とする食品はできるだけ控えましょう。
続いて、いも類
じゃがいも、さつまいも、さといもなど、「いも」と名のつく食品は大量のでんぷんを含んでいます。
また、保存食品やソース、ケチャップ、みりんなどにも砂糖が含まれているので注意が必要です。
食べても良い食品は
一方、糖質以外のものは特に制限はありません。
肉、魚、卵、野菜など多くの食材を楽しむことができます。フランス料理のフルコースも、パンとデザートだけ気をつければほとんど問題ないでしょう。焼き肉も塩味にすればOKです。
糖尿病の方は中性脂肪やコレステロールが高いため、肉や卵を制限されている方が多いと思います。しかし、江部先生のお話では糖質制限を行うと中性脂肪が減少し、善玉コレステロールであるHDLコレステロールが増加するので、全く問題ないようです。
また糖質制限食では焼酎、ウイスキーなど、糖質を含まないお酒は全く問題ありません。赤ワインも適量ならOKです。
以上のことについて、詳しくお知りになりたい方は「我ら糖尿人、元気なのにはわけ理由がある。現代病を治す糖質制限食」(東洋経済新報社)をお読みください。
より良い血糖コントロールのために
とはいえ、糖尿病の方はなぜかご飯、うどんなどの糖質の好きな方が多いようです。
実際のところ、同じものを食べてもその方の体質やお薬などによって、血糖の変化は様々です。
そこで当院では、糖尿病の方にはできるだけ自分で血糖を測っていただくようにお願いし、より良い血糖コントロールを目指しています。
自己血糖測定については、次回にお話しします。
なお、糖質制限については当院の栄養士も指導を行っていますので、ご希望の方はお気軽におたずねください。
>> 当院栄養士の「メタボに最適なレシピ」はこちら
過去の健康アドバイス一覧へ
 〒669-1541 三田市貴志字丁田79-1  TEL : 079-553-8088 FAX : 079-553-8077 E-mail : info@dr-maehashi.jp
Copyright (c) att's corporation all rights reserved. このHPの画像・文章・デザイン等の無断転載・複製を禁止します。