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今月の健康アドバイス
院長ごあいさつ
Dr.前橋の「診療日記」
今月の健康アドバイス
ステーキとご飯では、どちらが良くないですか?
  〜 メタボと糖尿病の克服のために 〜
最近、作家の宮本 輝さんと京都高雄病院の江部 康二院長の対談集「我ら糖尿人、元気なのには理由がある。現代病を治す糖質制限食」(東洋経済新報社)が出版されました。
お二人とも糖尿病ですが、糖質制限食により糖尿病の指標であるヘモグロビンA1cは4〜5%台で良好にコントロールされています。
カロリー制限は有効?
ふつう糖尿病の食事療法といえば、総カロリーを制限し、糖質(炭水化物)、脂質、タンパク質をバランスよく摂るというものです。
ところが、この食事療法には重大な欠陥があることがわかりました。
福岡県の久山町では、以前から九州大学が中心となって住民の健康調査を行っていました。
そして、糖尿病を予防するために総カロリーを制限し、バランスの取れた食事をするように住民の方々に指導を行いました。
ところがその結果、久山町では全国平均よりはるかに多くの人が糖尿病になってしまったのです!
すなわち、カロリー制限の食事では糖尿病の予防・治療ができないことがわかりました。
ステーキとご飯、良くないのは・・・
これに対して、糖質制限食では面倒なカロリー制限はいりません。
簡単に言えば、ご飯、パン、いも、お菓子などの炭水化物の多い食べ物を控えるだけで血糖コントロールは劇的に良くなり、体重も減少します。
一方、お肉、チーズ、魚、豆腐、卵などはほとんど糖質がなく、いくら食べても問題はありません。
すなわち、糖尿病の人にとってはステーキや焼き肉よりも、ご飯の方が良くないのです。
ただし、焼き肉の甘いたれには注意が必要です。
特筆すべきは、糖質制限食では種類を選べばお酒も飲めることです。
ふつう糖尿病の治療食では、アルコール類は禁止です。糖質制限食では、ビール、日本酒などの糖質を含むお酒はだめですが、ウイスキー、焼酎などの蒸留酒は飲むことができますし、赤ワインも少量ならOKです。
糖質制限食にすると肉や卵を食べる量が増えるため、コレステロールの増加を心配されるかもしれません。しかし、糖質制限を行っても悪玉であるLDLコレステロールは増えませんし、善玉コレステロールはかなり増加し、体内の脂質バランスは非常に良くなります。
ストレスなく糖質制限するには
糖質制限食は糖尿病の方だけでなく、メタボリックシンドロームの方にもダイエット食として大変効果があります。また、癌の予防や統合失調症、うつ病、アルツハイマー病、アトピー性皮膚炎の治療にも有効といわれています。
>> 詳しくは「我ら糖尿人、元気なのには理由がある。現代病を治す糖質制限食」(東洋経済新報社)をお読みください
糖質制限食の問題は、糖尿病やメタボリックシンドロームの方では、ご飯やおすし、めん類など炭水化物の好きな方がたいへん多いと言うことです。
糖尿病では食欲中枢がおかしくなっているという説もあります。
嗜好を変えるというのは容易なことではなく、ストレスがかかるかもしれません。
その場合は、できる範囲で少しずつ糖質を減らしてみてはどうでしょうか。
ウォーキングなどの運動を行うと、ストレスの発散になり、より効果的に糖質制限を行えるようになります。
食事でわからないことがあれば、当院では栄養士による栄養指導も行っていますので、いちど相談されてはどうでしょうか。
ご希望の方はお気軽にお申し出ください。
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