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今月の健康アドバイス
院長ごあいさつ
Dr.前橋の「診療日記」
今月の健康アドバイス
 腎臓病にならないために
近年日本では腎臓病をわずらい、人工透析を受ける患者さんが急増しています。
人工透析を受けるようになると、週に3回、1回4時間程度病院にいなければならず、時間的にも経済的にも大きな負担になります。
腎臓病の症状と診断
腎臓病は知らないうちに発症し、病気が進んでくるとむくみや貧血、息切れなどの症状が出てくるようになります。しかし、このような症状が現れた時点ではすでに病気がかなり進行し、治療はむずかしくなります。
腎臓病の初期では、尿に微量の蛋白が出るだけでその他には何の症状もありません。このため、腎臓病の早期診断はまず尿検査により尿蛋白が出ているかを調べることから始まります。
当院では初診の患者さんや糖尿病の方などに尿検査をお願いしていますが、この目的のひとつは腎臓病を早期に発見することです。
正常の人は尿に蛋白が出ていません。風邪で発熱がある場合や、前の日に激しい運動をした場合には一時的に尿蛋白が陽性になることがあります。そのような原因がないのに尿に蛋白が出ている場合は、腎臓に障害があるかもしれません。
高血圧や糖尿病のある方は、腎臓に障害をきたし、腎不全になりやすい傾向があります。そのため尿検査を定期的に行い、蛋白尿が見つかった場合は、腎不全の進行を抑えるためにできるだけ早く治療を開始する必要があります。
腎臓病の治療
では尿に蛋白が出ている場合、どうすればいいでしょうか。もし大量の蛋白尿が出ている場合は、慢性腎炎やネフローゼ症候群などが疑われ、腎臓専門医による診察・治療が必要になります。
尿蛋白がそれほど多くない場合は、まず血圧を下げることが最も重要になります。
通常高血圧は血圧が140/90以上ですが、蛋白尿が陽性の場合は130/80未満にする必要があり、そのために次のような治療が必要になります。
 1. 食事中の塩分を7g未満にする。
 2. 肥満のある方は食事、運動などにより標準体重に近づける。
 3. それでも血圧が下がらない場合は降圧剤を服用する。
腎臓病の早期発見のために
「たかが尿に蛋白が出ているくらいで」と思われるかもしれませんが、尿に蛋白が出ている方は将来腎不全で透析になる恐れがあるだけでなく、脳梗塞や心筋梗塞などの動脈硬化疾患になる可能性が格段に高くなります。これらの病気の予防には、腎臓病の早期の段階からの治療が必要になります。
実は尿蛋白が陽性になった時点で、すでに腎臓病はある程度進行しているおそれがあり、腎臓病をもっと初期の段階で発見する必要があります。
そのために当院では、糖尿病や高血圧の方には定期的に尿中の微量アルブミンという物質を調べています。尿蛋白が陰性でも、微量アルブミンが出ている場合は腎臓病の初期の可能性があり、やはり厳密な血圧コントロールが重要になります。
高血圧や糖尿病をお持ちの方は、ご自分の腎臓の状態について一度かかりつけの先生にお尋ねになると良いでしょう。
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