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今月の健康アドバイス
院長ごあいさつ
Dr.前橋の「診療日記」
今月の健康アドバイス
  血圧の薬を飲んだ方がいいでしょうか
当院には高血圧を心配して多くの方が来院されます。
検診で高血圧を指摘されて来られる方もあれば、最近は家庭で血圧を測定して来院される方も増えました。中には、始めから「血圧が高くて不安なので、お薬を出してください。」と言われる方もいます。
からだの状態によって薬の必要性は変わってきます
医院や病院で測った値で収縮期血圧(高い方)が140以上、または拡張期血圧(低い方)が90以上で高血圧とされます。
高血圧が持続すると動脈硬化が進行し、脳卒中や心筋梗塞、心不全、腎不全などになりやすくなります。そのため、高血圧の方は適正なレベルまで血圧を下げる必要があります。
それでは、当院にあなたが来られて、診察室で測った血圧が170/100ならば、すぐに薬を飲まなければいけないでしょうか。
答えは「イエス」の場合もあれば、「ノー」の場合もあります。それは、血圧以外のあなたのからだの状態によって、薬の必要性が大きく変わってくるからです。
血圧を下げた方がいい方
たとえば、糖尿病や腎臓病のある方では、血圧が高いと腎臓の働きが悪くなり、将来透析になる恐れがあります。ですから、このような方はできるだけ早く治療を開始し、収縮期血圧を130未満に下げるようにします。
また、心不全のある方、大動脈瘤(大動脈がこぶのようにふくらんで破裂の恐れがある)のある方なども、できるだけ急いで血圧を下げた方がいいでしょう。
すぐに下げる必要がない方
一方、高血圧以外に病気のない方は、急いで血圧を下げる必要はありません。
もしあなたが最近まで運動をしたことがないとか、太り気味であるなら、まずウォーキングなどの運動をして頂き、少しお腹のぜい肉を落としてもらうことをお勧めします。
さらに塩分制限、体重減少、野菜の摂取などでも血圧の低下が期待できます。肥満のある方では、減量、野菜の摂取により、血圧の低下が期待できます。
運動療法や食事療法を1〜2ヶ月行っても血圧が140/90以上が続く場合は、お薬による治療を考えます。この時、参考になるのは家庭での血圧です。最近の研究では、病院で測る血圧よりも家庭で測る血圧の方が重要であると言われています。
医院での血圧が160/100でも、家庭ではいつも120/80の方がおられます。このような状態を「白衣高血圧」と呼び、治療するかどうかは、心臓肥大や合併症の有無などによって決めます。
隠れた高血圧 「仮面高血圧」
一方、病院での血圧が低くても家庭血圧が高い方もおられます。
たとえば早朝に測った血圧が150/90で、病院での血圧が130/80の場合は高血圧となり、このような状態を、隠れた高血圧という意味で「仮面高血圧」と読んでいます。
「仮面高血圧」の方は、普通の高血圧の方と同じように心臓病や動脈硬化の危険性があり、患者さんの状態に応じてお薬を処方しています。
心配な方は専門医の受診を
以上のように、血圧が高いと言っても人によってその状態は様々ですが、一般的に140/90以上の血圧が長期にわたって持続する
ことは動脈硬化を進行させる恐れがあります。
ご両親やご兄弟に脳卒中や心臓病のある方、糖尿病や腎臓病のある方は特に血圧のコントロールが重要です。高血圧の心配な方は、一度循環器の専門医の受診をお勧めします。
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