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今月の健康アドバイス
院長ごあいさつ
Dr.前橋の「診療日記」
今月の健康アドバイス
  亜鉛が欠乏していませんか
高齢になり、脳梗塞や骨折などで寝たきりになると、褥創(床ずれ)ができやすくなります。褥創は長時間同じ姿勢で寝ていると、からだの重みで背中やお尻の皮膚が圧迫されて皮膚に潰瘍ができた状態です。
褥創のできる原因として、栄養状態の不良、特に亜鉛の欠乏が最近問題となっています。私が往診に伺っている患者さんも、時々褥創ができますが、血液中の亜鉛を測定すると、減少している場合が多いようです。
また、味覚障害を訴える患者さんにも亜鉛欠乏が指摘され、亜鉛を補充すると症状の改善が見られます。
 亜鉛の欠乏と病気の関係
亜鉛は生体では鉄の次に多い金属で、からだの様々な働きに関係しています。
最近、亜鉛の欠乏と種々の病気との関係が明らかになってきました。
味がわからない、風邪を引きやすい、何となく体がだるい、食欲がない、下痢をしやすいなどの症状がある場合は、亜鉛が足りないのかもしれません。腎臓病、糖尿病、慢性肝炎の方では亜鉛が欠乏するとさらに病気が悪化しやすくなることが指摘されています。
 亜鉛が欠乏すると ・・・
亜鉛はレバー、牡蠣、牛肉などに多く含まれていますが、亜鉛が欠乏すると、食欲不振のためにさらに亜鉛の摂取量が低下するという悪循環に陥ります。
菜食主義の方は亜鉛欠乏に陥りやすいので、注意が必要です。高齢者でもお元気な方は「牛肉が大好き」という場合が結構ありますが、亜鉛の働きが効いているのかもしれませんね。
マラソンランナーなど激しいスポーツをする人では貧血を起こしやすいことが知られており、亜鉛欠乏が原因とされています。亜鉛欠乏性貧血の頻度は、スポーツ競技者の年令が上がるほど、また競技年数が長いほど増えてきます。したがって、小学生にはまず見られず、中学生、高校生、実業団になるにしたがって徐々に頻度が増してきます。
 亜鉛欠乏の治療法
亜鉛欠乏の治療は、適正な亜鉛の補充により行われます。サプリメントとしても売られているようですが、多量に摂取すると、亜鉛中毒の恐れがあります。健常な成人の場合、亜鉛の1日量として30mg程度であれば安全でしょう。
ただし、貧血や全身倦怠感、下痢などの症状がある場合、亜鉛欠乏以外にも色々な病気が潜んでいることがあります。一度医療機関を受診した上で亜鉛の補充を行うことをお勧めします。
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